マテウス・カストロが圧巻の独走弾! 名古屋、C大阪に逆転勝利で3連勝

nagoya(C)Getty Images

明治安田生命J1リーグ第16節の名古屋グランパスvsセレッソ大阪が3日に豊田スタジアムで開催された。

ここまで勝ち点29で3位につける名古屋が、同26で5位に位置するC大阪をホームに迎えた。

注目の上位対決は序盤に動く。4分、山中亮輔のミドルシュートがDFに弾かれると、浮いたルーズボールをボックス右のカピシャーバが冷静にトラップしてシュート。これが決まり、カピシャーバのJリーグ初ゴールでC大阪が先手を取る。

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ビハインドを背負った名古屋だが、ハーフタイムにかけて反撃に出る。すると、21分に同点に追いつく。バイタルエリアでマテウスから縦パスを受けた永井謙佑がダイレクトでさばくと、ボックス右で浮き球ボールを受けた和泉竜司が正面に侵入してシュート。これが決まり、名古屋が試合を振り出しに戻す。

これで勢いに乗った名古屋は、続く31分に追加点。左CKにニアサイドの中谷進之介が頭で合わせると、一度GKにセーブされるも、こぼれ球を至近距離の丸山祐市が詰めて逆転。さらに43分には、カウンターから自陣でボールを受けたマテウス・カストロが一気に相手陣内をドリブルで侵攻すると、そのまま正面からシュートを決めきり、ハーフタイム前に3-1とした。

C大阪の小菊監督はハーフタイム明け、GKキム・ジンヒョン、山中亮輔、為田大貴を下げてGKヤン・ハンビン、舩木翔、中原輝を投入。その後半は、開始から2点ビハインドのC大阪が積極的に前へ出る。香川真司や中原らが仕掛けていくC大阪はレオ・セアラが際どい直接FKでゴールに迫る場面もつくるが、なかなかゴールを割ることができない。

その後もC大阪が2点目を狙うが、名古屋も守備を中心に集中を切らすことなく、そのまま逃げ切り。リーグ3連勝とした名古屋が3位の座をキープした。一方のC大阪は連勝が「3」でストップする4試合ぶり黒星を喫している。