【土曜J1まとめ】18歳の北野颯太が後半ATに劇的J1初ゴール!神戸、C大阪に敗戦で首位陥落…4連勝の横浜FMが単独首位に

kitano
(C)Getty Images
【国内サッカー・Jリーグ ニュース】6月10日に開催された明治安田生命J1リーグの結果。

明治安田生命J1リーグ第17節が10日に開催された。ヴィッセル神戸が首位から陥落し、同勝ち点で並んでいた横浜F・マリノスが単独首位に浮上した。

横浜FM対柏

日産スタジアムでは、2位の横浜F・マリノスと17位の柏レイソルが対戦。試合は13分、エウベルが倒されて得たPKをアンデルソン・ロペスが決めて横浜FMが先制するも、40分にはマテウス・サヴィオのクロスからOGを誘った柏が試合を振り出しに戻す。それでも、直後の41分にはエウベルがGKとの一対一を沈め、横浜FMが2-1と再びリードする。

迎えた後半、立ち上がりに戸嶋祥郎のゴールで再び追いついた柏は、73分にフロートのヘディング弾で逆転に成功。しかし、立田悠悟の退場で数的優位を得た横浜FMはアディショナルタイム4分、水沼宏太のクロスからA・ロペスが頭で合わせて同点に。さらに試合終了間際には正面の宮市亮が劇的決勝弾をマーク。前十字靭帯断裂から5月に復帰した宮市の復活弾により4-3の激戦を制し、リーグ4連勝とした。

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C大阪対神戸

首位のヴィッセル神戸は、6位のセレッソ大阪と敵地で対戦した。21分にクロスに合わせた正面の香川真司がGK前川黛也のファインセーブを強いるヘディングシュートを放ったC大阪に対し、ハーフタイムにかけて神戸も反撃。互角に近い展開となった前半はどちらもゴールがなく、0-0で終了する。

迎えた後半、C大阪は50分に舩木翔のクロスから正面に飛び込んだクルークスが頭でシュートを叩きこんで先制。しかし、神戸は直後に武藤嘉紀の仕掛けから正面の山口蛍が決めて、すぐさま追いつく。

その後、終盤にかけて両チーム共に勝ち点3を目指したことでオープンな展開となると、アディショナルタイムにC大阪のヤングスターが劇的決勝弾を挙げる。フィードに対してGK前川がボックス外に飛び出して対応するも、処理しきれずにボールロスト。すかさず奪った北野颯太が無人のゴールにシュートを流し込んだ。18歳の北野はこれがJ1初ゴールとなった。

結局、試合はそのまま2-1で終了し、7試合ぶり黒星の神戸が首位から陥落。殊勲の北野は試合後、「嬉しい気持ちもありますが、一番は苦しい時に支えてくれたサポーターの方々や起用し続けてくれた小菊監督に感謝したいです」と、最初に周囲への感謝を示した。

鳥栖対札幌

そのほか、9位のサガン鳥栖と7位の北海道コンサドーレの試合は1-1で終了。試合は43分、浅野雄也がゴール前に入れたFKからボックス左の宮澤裕樹が折り返すと、最後は正面の中村桐耶が頭で押し込んで札幌が先制。それでも迎えた後半、鳥栖は53分に菊地泰智のクロスがOGを誘って1-1とする。試合はそのまま終了し、両チームが勝ち点を分け合った。

10日開催J1結果

横浜F・マリノス 4-3 柏レイソル

セレッソ大阪 2-1 ヴィッセル神戸

サガン鳥栖 1-1 北海道コンサドーレ札幌

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